実演・講演会

伝統工芸士による、益子焼、江戸木目込人形、結城紬の実演と、春日部桐たんす組合会長による講演会を行いました。

工芸士の繊細な技術と多大なる労力に関心されたお客様から多く質問が出、また、結城紬の糸作りも体験することができ、工芸品に「触れる」機会となりました。

日程:2010年9月17~19日 会場:輪王寺紫雲閣・特設ステージ

実演・講演会

出演者プロフィール

益子焼

伝統工芸士 片岡九二三

プロフィール/昭和13年8月29日(生)。昭和29年4月塚本製陶所入社、本藤四郎、大塚竜太郎、塚本鉄太郎、久野秀吉、藤本鉱一、橋本孝一を師事。昭和45年4月長谷川製陶所入社。昭和47年現在地に築窯。平成6年伝統工芸士認定(益子焼成形部門)。平成7年~14年栃木県窯業指導所技術後継者育成事業製造講師急須担当。平成8年8月6日北海道大滝村第2回工芸展審査員。平成11年2月更新認定、伝統的工芸品産業振興協会。平成17年12月経済産業省関東経済産業局長賞受賞。平成21年11月経済産業大臣賞受賞。

 

江戸木目込人形

伝統工芸士
石川潤平

伝統工芸士
石川佳正

石川泰大

小林誠

石川潤平工房プロフィール/石川潤平工房は、初代石川潤平が、戦前から頭(かしら)師として人形作りに携わり、江戸木目込人形専門の工房を創設したのが始まりです。昭和53年、江戸木目込人形が国の伝統工芸品に指定され、同時期に初代伝統工芸士として認定。さらに2度の褒章を受章し、県指定の無形文化財にも認定されました。現在は息子・伝統工芸士2代目の潤平、伝統工芸士の佳正、そして最後の弟子・孫の泰大へと、初代潤平の残した技と精神が親子3代にわたって大切に受け継がれています。規則正しくかかれた髪の毛の生え際や、濃淡二色に表現された口元から豊かな表情を作りだすのが石川潤平工房の特徴です。

 

春日部桐箪笥

春日部桐たんす組合会長 島田利雄

プロフィール/昭和23年1月6日(生)。(株)島田仁三郎商店・代表取締役、(株)リッカ・代表取締役、春日部桐たんす組合・会長を務める。平成19年3月皇室のスウェーデン国賓ご案内に際し春日部桐箪笥の説明。

春日部桐箪笥工業協同組合の設立や運営に尽力するとともに、苦境に立った協同組合を清算し、新たな春日部桐たんす組合を設立する。また、伝統的技術・技法の研究に努めるとともに、昭和54年8月に経済産業大臣指定伝統的工芸品の認定の為に力を注ぎ、春日部桐箪笥の技術技法を確立するとともに、技術継承に貢献する。

 

結城紬

製織部門 伝統工芸士 柿木よう子

プロフィール/昭和46年より現在の仕事に従事し、平成8年度に製織部門にて伝統工芸士になる。得意な技法は、べた亀甲絣、細工絣などの織り、及び下ごしらえ、主にベタ亀甲絣、細工絣の着尺を制作し、本場結城紬織物競技展示会にて、毎年特選、入選を受賞し、織り技能賞を受賞している。「はた織りを始めて35年、これからもできる限り長く織り続けて行きたいと思っています。」